最近「巻き肩」という言葉をよく耳にするようになったものの、実際にどのような状態のことを巻き肩というのでしょうか。
巻き肩とは、両方の肩の位置が胸よりも前に出てしまっている状態のことをいいます。
身体の構造的には、肩甲骨が前にスライドしてしまっている状態で、猫背とは違い、背中が背骨を軸として縦方向に丸まってしまっているようです。
一般的には、猫背や巻き肩、ストレートネックなどの症状を併発していることも多いため、丸まった姿勢のことを「猫背」とひとまとめにされています。
巻き肩をはじめとした姿勢の悪さを放置しておくと血流が悪くなり頭痛の原因になったり、凝り固まった筋肉が神経を圧迫し神経の働きが悪くなった為です。
この姿勢が自律神経に影響を与える理由は以下の通りです。
1. 呼吸が浅くなる
巻き肩になると胸郭(胸の骨格)が狭まり、横隔膜が十分に動かなくなります。その結果、呼吸が浅くなり、交感神経が優位になりやすくなります。交感神経が過剰に働くと、ストレスが増し、リラックスしにくくなります。
2. 首・肩の緊張が自律神経に影響
巻き肩の状態では、首や肩周りの筋肉(特に僧帽筋や胸鎖乳突筋)が緊張しやすくなります。これにより血流が悪化し、脳への酸素供給が減少。結果として、自律神経のバランスが乱れ、頭痛やめまい、倦怠感などの症状が出ることがあります。
3. 副交感神経の働きが低下
巻き肩により、胸が閉じた状態になると、リラックスを司る副交感神経(特に迷走神経)の働きが低下します。これにより、リラックスできず、睡眠の質が低下したり、胃腸の働きが悪くなったりすることがあります。
姿勢が良くなり 、睡眠がしっかり出来ることで健康な体を作ることが出来ます。
痛みや症状は健康な身体が改善させます。
そのために神経の働きは欠かすことの出来ない物です。
巻き型でお悩みの方はご相談下さい。