間欠性跛行とは、しばらく歩いているうちに、足が痛くなったり痺れたりして、歩けなくなりますが、少し休むと、また歩けるようになる歩行障害です。
間欠性跛行は、中高年に多く発症します。女性より男性に多いようです。「間欠性」という病名の通り、症状が現れたり、消えたりします。
間欠性跛行は主に 脊柱管狭窄症(神経性) や 閉塞性動脈硬化症(血管性) によって引き起こされますが、自律神経の異常 も関与することがあります。
① 自律神経と脊柱管狭窄症(神経性間欠性跛行)
脊柱管狭窄症による間欠性跛行では、交感神経の過緊張 が影響することがあります。
交感神経が優位 → 血管が収縮し、神経への血流が低下
その結果 → 神経がさらに障害を受け、しびれや痛みが悪化
・自律神経の影響が強い場合の特徴
・足の冷え、血流低下
・汗をかきにくい or 異常に汗をかく
・緊張やストレスで症状が悪化
② 自律神経と閉塞性動脈硬化症(血管性間欠性跛行)
血管性間欠性跛行は、動脈硬化により血流が悪くなることで発生します。ここでも自律神経(特に交感神経)が影響します。
交感神経が過剰に働くと → 末梢の血管が収縮し、さらに血流が悪化
副交感神経が働かないと → 末梢の血管がうまく拡張できず、血液供給が不足
間欠性跛行は 自律神経の過剰な働き によって悪化することがあります。特に ストレスや寒さ、姿勢の悪さ が影響するため、血流を良くする工夫が大切です。
当院ではまず骨格のバランスを改善し、神経が働きやすい体づくりに努めることにより、今の症状だけでなく、将来の予防にも繋がります。
自律神経の働きをよくすることにより、猫背の改善だけでなく体の不調や働きも改善されます。
歩きにくさを感じるかたはご相談下さい。