こんにちはかぐらざか整骨院の小林です
腰椎とは背骨の一部であり、腰にある部分の骨で、5つの骨から構成されています。その5つの骨それぞれは、椎間板、椎間関節、靱帯によって連結されています。
腰椎は上半身を支える重要な役割を果たし、通常は簡単にずれたりしません。しかし、椎間板や椎間関節に異常が起こると、腰椎が元の位置から前方あるいは後方にずれることがあります。これを「腰椎すべり症」と言います。
主な症状は腰痛や坐骨神経痛、間欠性跛行です。腰を反ると痛みが強くなる場合が多く、腰を丸めると痛みが和らぎます。
腰痛・坐骨神経痛とは
腰が痛くなったり、お尻から足にかけてしびれたり、痛みが出たりします。また、長時間立っているのがつらくなることもあるでしょう。
安静にしているときにはそこまで痛みませんが、動かしたり歩いたりすると痛みが生じます。しかし症状がひどくなると安静にしていても痛むようになります。
間欠性跛行とは
間欠性跛行とは、少し歩くと痛みが生じて歩けなくなり、休憩するとまた歩けるようになる、を繰り返す症状です。
歩いて5,6分のところでも、歩くと痛くなり休みながら歩くので、30分もかかることがあります。
病状が悪化すると、一度に歩ける距離がだんだんと短くなり、外出するのもおっくうになりがちです。
当院では以下の要因がすべり症の症状の原因と考えています。
筋肉のコリ
筋膜の緊張
自律神経系の機能不全
血流障害
といった要因が改善されるとすべり症の構造異常があったとしても、腰痛やしびれなどの症状は改善していくケースが多いです。
すべり症そのものが痛みやしびれの原因ではなく、患部周辺の組織の過緊張が血流障害や神経系の機能不全を引き起こし、その結果として痛みやしびれの症状が出ていると考えられます。
組織の過緊張を取りのぞき血流が改善すると症状も改善することが期待できます。
組織の過緊張を引き起こす要因として、骨盤や背骨など全身の骨格のバランスが悪くなっていることが挙げられます。
また、身体の使い方や姿勢が悪いことで患部周辺に物理的なストレスを与えてしまっている可能性もあります。
そのような骨格バランスを整体で整えることで、血流を改善し、神経の働きを促進し、痛みやしびれの改善に繋がることが期待できるのです。